弊社の経営理念に「固定観念」という言葉を使っています。
固定観念とは心理学の用語です。
人が何かの考え・観念を持つとき、その考えが明らかに過ちであるかおかしい場合で、他の人が説明や説得を行っても、あるいは状況が変わって、おかしさが明らかになっても、当人がその考えを訂正することのないような観念、を指します。
人間は物事を判断するとき、つい過去の経験上から正解を導き出そうとします。
それは時として正解かもしれません。あるいは間違っているかもしれません。
そもそも正解なんてないのかもしれません。
介護に長く携わってきて感じるのは、介護に正解は存在しません。
同じ人間がいないように、その方を取り巻く環境はそれぞれ違います。
私たちがこの地で相談支援をさせてもらっているのは、多くの縁があってのことです。
おひとりおひとり違うからこそ、固定観念に囚われない。
長い人生の、ほんの一瞬でも寄り添える時間をいただけること。
私たちは感謝の気持ちを大切にします。